2010.11.25 Thursday

「引きつけて打つ」話題について。

今年の初め、テレビで千葉ロッテ・井口資仁選手の特集をやっていました。

その中での練習風景。

ネットに向かってトスされた球を普通に打っていた井口選手。

それが終わると今度は左足を大きく開いた極度なオープンスタンスに・・・

そして、それまでと同じところからトスされたボールを、

そのオープンなスタンスの状態でネットに打ち返す練習をしていました。

この練習が、まさに井口選手の打撃の真骨頂である

引きつけて打つ練習だそうです。

この練習をするとボールを正面へ打ち返そうとすると

自然にインパクトの位置が捕手よりになるということを利用しています。

井口選手の表現では、

右足の前で打つ

練習になると言っていました。

その感覚を忘れずに元の立ち位置でも

打撃することを心がけているそうです。


「引きつけて打つ」打法というのは、

井口選手がMLBへ移籍する前のダイエー時代に師事した

金森栄治コーチによるところが大きいそうです。

そして今年は千葉ロッテに金森コーチが就任。

日本復帰2年目である上に、原点回帰ではありませんが、

また井口選手の打撃成績の向上が見込めるかも?

などと思って番組を見ていました。


そして、その辺の理論・効果はチーム内にも浸透しているようです。

先日、朝日新聞に金森コーチについて触れたコラムが掲載されていました。

「体の近くまで球を引きつけ、

下半身を中心に体を回転させて打つ」
理論として。

金森コーチのコメントがそのまま載っていました。
(以下、引用)

・腕が伸びた状態より、脇を締めて体の近くでバットを振った方が

  操作しやすいし、力も伝わる。

・バットは短く持った方が芯に当たりやすい。力のない打者こそやるべき。
(引用終わり)

今回はブログ「野球について知ったこと」より引用しました。

先週に帰省したときこの練習方法を試しましたが

きっちりと対応できたのは6年生の黒長だけです。

彼は今回の12球団対抗ジュニア阪神のメンバーに選抜されただけの

ことはあります。力強い打球を左右に打ち分けることができる

成徳野球久々のスラッガーですから・・・

そろそろ打撃の基本もこういう形に見直すべきでは

ないでしょうか?ポイントが近くになる分3塁側のベンチに

ライナーを打つ子供はいなくなるでしょう。

そして今まで手を出すことも出来なかった外角球への対応も期待できます。

流し打ちのための練習ではなくセンターへ打ち返す練習として

最高の形になると思います。最近の子供たちの大半が

身体が突っ込む形からのボテボテサードゴロが結果として多いのです。

突っ込み防止にも最適な練習です。


これを読んだライバルチームの関係者の方は

くれぐれもチームに持ち込まないように>>>

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